英会話も勉強すればTOEICの点数もあがる？？
TOEICテストはリスニングとリーディングのパートのみで、スピーキングのテストはありません。通常はTOEICの勉強の中に英会話は不要です。しかしながら、著者はTOEICの勉強と同時に授業料が安いスカイプ英会話もチャレンジしてみました。
スカイプを利用した英会話のほとんどはフィリピン人の先生と英会話をするのですが、TOEIC500~600点程度のレベルでは会話らしい会話はなかなか難しかったです。しかし、著者が利用したスカイプ英会話にはTOEICの英単語を絡めた英会話の授業があったので、TOEICで出てくる単語を例文を読みながら発音し、その次にその単語を織り交ぜて会話することでその単語を覚えていきました。
1回20分ぐらいの授業で勉強する単語数は10単語ぐらいなので、効率的にTOEICの単語を覚えるようなレッスンではなかったです。しかし、自分が話すことで英単語の参考書をにらめっこするよりもはるかに記憶には残ります。
時間に余裕がある人は英会話を利用して、確実にTOEICのスコアアップを狙うのもいいかもしれません。
設問が流れるまでに写真の状況を把握する
TOEICのPart1では、モノクロ写真の状況を瞬時に把握することが重要となります。設問の中にはややこしいモノもがあり、選択肢３つ全部聞いてからではないと適切な答えが導き出せないものもあります。（この場合は消去法で回答します）300点台の方は写真の状況を把握することが重要です。
例えば、以下の写真を見てどういう状況か、すぐに判断できますか？
■設問
a) A vase of flowers is on the chair.
b) There is an abundance of flowers.
c) A chair is occupied.
ぱっと聞いた限りはどれも正解のように聞こえてくるのですが、a)は椅子の上に花瓶はないですし、c)は”occupied(人がいる)”と”unoccupied(空いている)”を引っかけで出すケースも多いですね。仮に”abundance”が分からなくても、そのような消去法で回答することができます。
TOEICのPart1が始まる前に数十秒のアナウンスがながれますので、最低でもその間に最初のページの写真は把握するようにしてくださいね。
公式問題集のCDをスピードアップして聞きリスニングパートを攻略する
ETS(TOEICの協会)から出版されているTOEICテスト新公式問題
は実際のテストと同じ構成のオフィシャルの問題集です。問題の質や形式は実際のテストと同じものとなるので、これを活用して攻略すべきです。300点台の方は公式問題集になれることが重要です。
また、この公式問題集にはリスニングパートのCDがついていて、Part1～Part4で話している人は実際の公開テストとまったく同じ人です。リスニング用の問題集はたくさんありますが、実際のテストと同じ人がしゃべっているCDを聞いていた方が、耳もなれますので圧倒的に有利です。
筆者はこの公式問題集のCDをiPhoneのアプリ「速度調節/区間リピートSpeedUp Player Pro」へ取り込んで、1.8倍速で毎日の通勤で聞き込んでリスニングを攻略しました。
1.8倍速のスピードでPart1~Part4を毎日聞いていると、1倍速のスピードが非常にゆっくりしゃべっているように聞こえます。
このトレーニングを短期間に実践した結果、筆者のリスニングパートのスコアは200後半ぐらいのスコアから300点の後半、おおよそ100点ぐらい数か月で上がりました。
TOEIC攻略の中で、これがもっとも効果が高かった勉強法(攻略法)だったので、ぜひTOEICテスト新公式問題
疑問詞を聞き取って選択肢を消去法で減らす
TOEICテストのPart2は質問を読み上げられ、3つの選択肢から正解（もっとも相応しいもの）を選びます。300点台の方は先頭の疑問詞を把握することが重要です。
Part2の攻略として先ず実践して頂きたいのは「疑問詞をちゃんと聞き取る」ことです。
ここで言う疑問詞というのは以下となります。
Who
Where
When
Why
What
How
例えば例題として
Q) Where is your office located?
1)Near the shopping center.
2)No, I don’t know what it is.
3)I went to my office by car.
とあったとします。
疑問詞は”Where”なので、場所に関して答える必要があります。
紛らわしいのは3)のように設問と同じ「office」が使われてるケースです。同じ単語あったからそれが正解ということはほぼありません。(発音が似た単語もよくつかわれます)
上記の1)～3)までの中で場所について言及しているのは1)しかありません。
また、疑問詞の問題で、選択肢が「Yes」「No」で始まるものは正解ではありません。疑問詞が使われていれば、自動的に「Yes」「No」の選択肢は消去法で対象から消えるということを覚えてください。
最初の疑問詞だけを聞き逃さなければ、この手の問題は意外と簡単に攻略できます。
説明文の動詞で選択肢を減らす
TOEICテストのPart1は写真を見て、読み上げられる4つの説明文の中から最も的確な説明を選ぶ問題です。TOEICテストが300点台の方は4つの説明文を全て聞き取ることは難しいかもしれません。
Part1の攻略方法として先ずはじめに、ぞれぞれ4つの説明文の”動詞に注目する”方法があります。説明文が全部聞き取れなくても、それぞれの動詞と写真の状況を合わせて見れば、消去法で説明文の選択肢を減らすことが可能です。
例えば、よく問題として出てくる風景で”複数人がそれぞれパソコンの前に座って、キーボードで入力している”という写真描画があります。この時に”standing（立っている）”とか、”discussing(議論している)”とかいう動詞が出てくれば、選択肢から消すことができます。
説明文が流れる前に写真の動きも合わせた”状況”を理解しておけば、説明文が流れている時にその動詞に反応して効率的に消去法ができると思います。ぜひTOEICテストで実践してみてくださいね。